台風は危険!!

8月21日台風が来る!!
建築現場の台風来襲は、とても危険です!! まして、大型解体現場は特に!!
皆さんもご存じの通り、解体現場には、敷地囲いがあります。
これらは、工事中、近隣や現場周囲の歩行者の安全確保のための重要な囲いです。
解体飛散物が周囲に飛ばない様に・・・他、「安全のためのもの」が、
台風時は、「凶器」と化す事があります。

しっかりと、建物躯体に固定されている「足場」そして飛散防止のための「シート
これらは、倒壊・飛ばされない様に「規定」通りに取付られていますが、
「 "とんでもない" 風」の際、予想も出来ない "事" が起こる可能性があります。

風速10m(規定・特定の作業中止)、15m(作業不可)・・・と、
台風は、そんな風速ではありません。まして、「ビル谷間風」の瞬間風速は
恐ろしいほどの風となり、その風圧は凄まじいものとなります。

囲いシートが、「メッシュ(風を通す)」であっても、受ける風圧は、何トンも
何十トンにも・・・大型建物全体囲い1面に対しては、何百トンもの風圧が!!
当然、くくり付けられている足場もろとも、"倒壊"してしまう危険が発生するのです。

大忙しです!!
そんな危険に現場をさらす事は出来ませんので、
現場作業員総動員で、「台風」対策を行います。風圧のかかる場所の囲いを外し、
骨(足場)だけ状態にしたり、かんざし(足場壁つなぎ固定)確認を行ったり、
足場根がらみ確認、足場敷板確認、現場内に飛んでしまう物が無いか等
本来の工事作業など一切出来ずに、全員で行います。

台風対策が終わっても・・・「お泊り」。。。
台風が通り過ぎるまで、"万一"の事があっても対応出来る様に、
夜間深夜と現場詰所に泊まり込みしなくてはなりません。

「何事も起きませんように・・・」と願いながら。。。

2016年08月21日