小規模解体は、主に、重機類を使用せずに行える解体作業となります。
いわゆる「手壊し」となる現場ですが、ハンドブレーカーやハンマー、サンダー、
電動工具類は使用します。小規模現場もとより、中規模であっても、
大型機械類を使えないデリケイトな現場であったり・・・
小規模例:ユニット物置・カーポート・(3坪以下)コンクリート土間・ブロック塀・等
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例:造作花壇解体撤去[着手前 (1) ]
屋上に、新築時造作された、コンクリート造タイル貼りの花壇の解体撤去作業です。屋上ですので、床面はとてもデリケイトです。誤って防水構造に傷を付けてしまえば、当然階下「雨漏り」を引き起こしてしまいます。慎重な作業が求められます。
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造作花壇解体撤去 [着手前 (2) ]
花壇の中には、枯れ草・生雑草・ゴミ・土が、かなりの量あります。これらを先ず撤去しますが、分別する必要が当然あり、又、現場は、3階建て屋上です。すべて、階段手運びでの搬出作業となります。
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雑草撤去(1)
一言に、「雑草」といっても、一般的には、「燃えるゴミ」的に思われるかもしれませんが、「処分」にあたっては、「枯れ木・枯草」と「生木・生草」は異なります。
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雑草撤去(2)
コンパクトに生えている雑草も、刈り取ると意外に大量な「ガサ」になってしまいます。「工事」にて処分する場合は、「産業廃棄物」扱いとなりますので、お施主様自らが、「家庭ゴミ」として処分する金額とは、異なってしまいます。
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雑草植え込み土壌撤去完了(1)
枯れ木・枯草・生木・生草・根・土・砂利をすべて分別し、植え込み内を綺麗にする事により、植え込み囲いの構造を露わにし、「どう造られているか・・・」床面・壁面へどう接続されているかの確認を行います。
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雑草植え込み土壌撤去完了(2)
小規模であっても、細部を確認し、解体道具・工程・工法・方向・順番を検討し、最良な方法、既存物を傷つけない方法にて工事しなくてはなりません。
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一部解体(試験解体)
全体を一気に解体する事は、大変危険な行為です。多くの経験・知識にて、「恐らく、・・・で造られている」といった予想は出来るのですが、実際にそうかどうかはわかりません。床面に対してコールドジョイントなのか、配筋状態は・・・慎重に一部解体を行い確認します。
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全体解体
作業を円滑に進めるためだけでなく、床面が傷ついていないかを常に確認しながらの作業のため、順次解体塊を作業エリアから撤去しながらの工事が求められます。
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細かなコンクリートバリ撤去
いくら、後付け・コールドジョイントコンクリート囲いであり、囲い底部が、「床面を侵していない。」と判断できますが、念には念を入れ、綺麗に清掃を行い、床部にクラック等の損傷が無いかを確認します。
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全体清掃(1)
小さな現場であっても、清掃作業を行いながら、撤去完了状況を細かくチェックします。
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雨漏り確認
この現場は、「屋上」という特殊環境ですので、清掃と共に、大量の水をまき、雨漏り確認も行い、撤去工事において、漏水していないかの確認も同時に行います。