当社では、一般家屋(木造、2×4、ヘーベル、鉄骨造、RC造他)様々な解体が可能です。
一般の方は、
「普通の家なら、壊すのなんて一緒でしょ。」程度に軽くお考えかも知れませんが、
実際には、構造によって異なる解体工法となります。それぞれ構造の解体経験の無い
業者にて解体させる事は、極めて危険です。思わぬ"事故"が発生し、お施主様自体の
"損害"が発生する事もあります。
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一般木造住宅解体
戸建て住宅の解体工事においては、その構造ごとの解体手順が異なります。一例として、木造住宅の解体手順に沿ってご紹介します。
※住宅全景写真は、個人宅のため配慮としてテクスチャ画像処理を致しております。 -
家屋周囲の養生
一般家屋においても、解体対象建物の周囲に足場を組立、シートにて囲う事により、解体塊・ほこり等の飛散を防止します。この囲い養生を行わずに、解体工事を行う事は、飛散物にて、周囲が大変危険となる他、重大事故が発生する原因となります。
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家屋内の残置物撤去
家屋内に残された残置物は、「家庭ゴミ」となります。解体工事の流れとして処分すると、「処分費割高」となってしまいますので、解体工事以前に、「家庭ゴミ」として捨てられる事をお勧めします。解体工事費をお安くする第一歩は、「空っぽ。」にする事です。
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内装撤去作業から
建物解体の第一作業と言ってもよい「内装解体」を行います。現代家屋の多くが、内装仕上げ壁板に石膏ボードが使用されています。この石膏ボードは、木材と混ぜて処分は出来ませんので、手作業にて剥がし、分別する事となります。(極稀に、石綿含有あり※)
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断熱材の分別撤去
内壁を撤去し、構造柱筋交い等が露わとなります。それらに仕切られ・押さえられ、胴縁材・バタ板などにより固定された「断熱材」。種類も様々、グラスウール(ガラス繊維)、発砲プラスチック系等、いずれにしても木材との混合出来ませんので、手作業の取外しとなります。
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入隅・ゲヤ屋根材(瓦)工法確認・仮撤去
外壁材撤去に伴い、干渉する箇所の撤去を行います。これらは、屋根材の種類によって、取付方が異なります。どの様な手順・工法によって設置されているか、又、水切りの取付られ方等も確認し、安全円滑な取外し作業を計画します。
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家屋外壁材撤去(石綿含有建材)
家屋を覆っている外壁材(サイディング)事前調査により、石綿が含有(レベル3)している事が判明しています。
重機で破砕してしまう事は、違法となりますので、
作業員適切装備の上、材料浸潤(濡らし)の上、(飛散しない様に)丁寧に1枚づつ剥がしていきます。 -
石綿含有建材の取り扱い
①外壁撤去にあたり、飛散防止のため、作業区はシートにて囲い、外部からは、石綿含有建材撤去作業中である事・立入を禁じる事を表示しています。
搬出においても、飛散防止のため、2重の梱包が義務付けられており、更に慎重に、コンテナカバーの上搬出します。これらは全て、法律に基づき義務付けられています。 -
木材以外を全て撤去
建物においては、電線・鋼管・塩ビ配管・陶器・ガラス・アルミサッシなど、全てそれぞれ分別し廃棄する必要があります。なんでもかんでも、建物に取り付けられたまま重機で一気に「ぐしゃり!!」とはいきません。
おのおの別に取外し、木部構造のみ。にします。 -
屋根材撤去
屋根の上は、緩い勾配であっても、転落する可能性がありますので、親綱を渡し、安全帯を装着して作業にあたります。解体現場にて、「転落死亡災害」があれば、お施主様に多大なご迷惑をかけてしまいます。万一の事がない様に、「安全」な施工を行う事が重要です。
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建物木造構造解体
①解体(重機侵入)面の養生(足場)を外します。
重機侵入口以外は、破砕物飛散防止のため、足場・シート養生とも取外しはしません。
②屋根野地板などは特に破砕時に埃・ちりが飛散しますので、散水(浸潤)の上作業をおこないます。
③解体進捗に合わせ、段階的に、養生を組外しします。
④全ての構造を倒し、倒壊しないレベルまで壊します。 -
布基礎・ベタ基礎撤去
①取り壊す基礎=コンクリートガラに、コンクリート以外が混ざらない様に、材木等を綺麗に除去します。
②ベタ基礎をおこし、布基礎部分を掘削堀上を行います。
③掘り出した基礎を運搬可能なサイズへ破砕します。このとき散水をおこない、破砕粉塵が発生しない様にします。
④敷地内を整頓し、土壌内(地中)に残り物がないかを点検掘削します。 -
隣地境界壁・擁壁解体撤去
隣地沿いの構造物の解体は、特に慎重に行う必要があります。早いからといって、全てを大型重機にて解体してしまうと、隣家所有物に傷をつけてしまう危険性があります。必要部位は手壊しを行います。
土の中には、見えない布基礎や、新築時の建築廃材も・・・取り除かなくては、土地を販売する事もNG。 -
境界詳細確認整地完了
宅地にての細かな点ですが、工事による境界杭の欠損位置ズレ等もってのほか!!更には、道路縁石も同様です。又、盛土敷地の場合は、適切な法面をつくっておかないと、隣地へ土の流出につながってしまいます。細やかな工事が、お施主様の工事後の安心につながります。